やってみなきゃ分からない。言ってみなきゃ伝わらない。
どんな駄文だって、書かなきゃ伝わらない。
こんな駄文綴るなんて、なんて勇気?
巷ではこれを笑(?)して 蛮勇 という <2013/3/10開始>
ランドセル
 今日は小学校の入学式だったらしい。
新しいランドセルの一年生をみると 娘のことを思い出す

最近のランドセルはとってもカラフルで、赤はもちろん、
ピンク・黄色・緑・青・オレンジ、まるで12色の色鉛筆のよう。
形は昔ながらのものだけれど、時代は変わったものだなあと思う。

今から20余年前、末の娘が小学校入学のときのこと
雑誌に、”世界の小学生の通学の様子”が写真で紹介されていた。

フランスの小学生の背負っていたカバンが一番おしゃれで可愛らしかったので
私は娘の通学バックはこれに決めた。
赤と緑のツートンカラー。
形は横長で大きめ、背負うことも手で持つこともできる。

取り扱いのデパートに早々電話して、取り寄せてもらった。
こんな可愛いものを見つけられてホクホクだったし、
娘も気に入って、届いたバックを毎日背負って1年生になる日を楽しみに待った。

さて、新学期
皆と違うバックで通う娘。
多少気にするかも知れないと思ってはいたけれど、結果は想像以上に厳しかった

ちょっと離れた幼稚園に通っていた娘は地元の友達が一人もいなかったし
形の違うランドセルはいけないんだと同級生に言われ、独りぼっち。
上級生からじろじろ見られたり、
大人の人からかわいいねと、声を掛けられたりすることも嫌だったようだ。

1週間も経たないうちに、
「私はやっぱりみんなと同じ赤いランドセルが良かった」と泣いた。
あのバック、あんなに気に入っていたのに・・・

慌てた私はすぐに赤いランドセルを買う事にして
娘と一緒にスーパーやデパートを回ったけれど、
入学式もとうに終わった4月中旬、ランドセルを置いている所はどこにもない。
取り寄せてもらうことにしたが、時間がかかるという。
届くまでの数週間、説得して通学させるのは長かった。

人と違うことは世の中に山ほどある。
買えないものだって、手に入らないものだってある。
変えることができないことも山ほどある

担任の先生に話して、いろいろ取り成してもらったほうがよかったのか、
人と違うことはちっとも悪いことじゃないって説得して
あのカバンを続けさせるほうが良かったのか、
どうすれば一番よかったのか、今でも分からない。

人と違うことを納得したり楽しめるまでには、時間がかかるのだろうと思う。
使い古した赤いランドセルと、真新しいフランス製のバックは
今でもクローゼットの奥に並んでいる。

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